Champion's Advice その1-⑤YUKA (Yuka Tsuchiya)

2021年01月03日

2012年サロン部門及び2014年ステージ部門アジアチャンピオンのYUKAさんに特別に寄稿していただきました

大会に出る理由とメリット

- まず、私が出場した大会はアジア大会のみで、同パートナーと2回出場しました。そして毎年出場しておりませんので参考にならなかったらすみません。(・・;)
ただチャンピオンになった事でシード権をいただき、世界大会にも参加させていただきました。死ぬほど緊張したのを覚えています。。。
- ここで嘘は書きたくないので、正直に言うと。
大会に出た理由は、パートナーが出たがったからです(笑)その理由はちょっと切ないお話で長くなるので(^.^)
それによってサロン部門でもステージ部門でも、私のアジア大会出場目的は、航空券をゲットしてパートナーを帰国させてあげたい!という物欲でした(笑)
カッコいい目的でなくてすみません。


大会に出ることのメリットですが

- 大会に出てみて思った事があります。
そもそも、私は大会はナンセンスと思っていた人です。タンゴは比べるものではなく、それぞれのタンゴの味わいがあるものだからです。
その考えはアルゼンチンでタンゴをスタートした影響もあるかもしれません。大会が始まった頃のアルゼンチンではアンチ大会が多くいましたし。
それと、私は大会を見るとドキドキしてしまうほど大会ビビりさんなので、心臓に悪い(笑)
これが出場となると更に死にかけるくらいドキドキで、オリンピック選手のメンタルを尊敬したくらいです!
- 2012年のサロン部門の出場の際、そんな訳でドキドキが止まらず、毎回出場されている方々に何故こんなに心臓ドキドキする事を続けていられるのですか?と聞いてみたとろ、   

◉自分にとってのバロメーター。

◉大会に出る事はお祭りだと思っている。

◉良い成績をとって次に繋げたい。などなどでした。

皆さん色々な思いで出場されている事を知り、また同じ大会に出場した人達を仲間の様にとても近くに感じる存在になれた事が魅力でした。
この年は外国勢も多く、沢山の海外の方とお知り合いになりました。大会に出る事で、同じタンゴを切磋琢磨する者同士の世界観や文化交流にも繋がる事も魅力の一つだと思います。
今では大会を好きになり、何よりも大会に出場される全ての皆さんを尊敬し尊重する気持ちが大きくなった事です!
  
❶大会前の3か月間の準備はどうしていましたか?

- いつも大会1ヶ月前になって出場したいとなっていたので、2012年のサロン部門はパートナーと組んで2ヶ月くらいしか経っていなかったので、特に準備などなくひたすら踊っていました。
でも2014年のステージ部門では、別の案件の為に作った振付でした。それを更に膨らませて大会に出よう!となったので、ギリギリでしたが1ヶ月で大会に向けて更に振りを整えていきました。振付の終わり方は前日まで決められず、予選本番で衣装の関係上失敗してしまい急遽フリを変えて踊りました。
時間がなくうっかり衣装で練習しなかったのが悪かったです!是非本番前には衣装での練習をオススメします。それでも本番では何が起きるのか分からないので、臨機応変も準備の一つなのかな?と思います。(汗)


《info》

◎毎週木曜日 19:30〜「Milontica Y」基礎レッスン&プラクティカ/Caminito(大門)にて。          ◎毎週日曜日 15:00〜 タンゴレディーステクニカ/Tango Origin(東銀座)にて。                          *他各地スタジオにて。                                                                                                                                     ◎プライベートレッスン随時受付中!                        お問合せ  〈090-2427-0144 / yutatango@gmail.com〉